観葉植物が「えっ、これ枯れかけてる…?」ってなったとき、正直あせりますよね。
私も最初はそうでした。
大事に育ててきたのに、気づいたら葉っぱがぐったり…。
「もう無理かな…」なんて思ってしまったことも何度もあります。
でも、実は諦めるのは早いんです!
枯れかけでも、根や茎が生きていれば、復活のチャンスはまだまだあります。
私も何度も復活させてきた経験があるので、今回はその方法を初心者さんにもわかりやすくまとめますね。

枯れかけの観葉植物はまだ間に合う理由

観葉植物って、葉っぱが傷んでいても「根」が生きていれば回復力がすごいんですよ。
実際、私のモンステラは葉っぱがほぼ茶色になって、茎もシワシワになってしまったんですが…
根が元気だったおかげで、新芽が出てきました。
だから、葉の見た目だけで判断しないこと。
根の状態をチェックするのが大事なんです。
枯れかけのサインを見極めよう
葉っぱの色や質感

- 黄色 → 水やり過多や根腐れの可能性
- 茶色 → 水不足や乾燥しすぎ
- 黒ずみ → 低温障害や病気
葉っぱの状態

- 垂れ下がる → 日照不足や根詰まり
- しなしな → 水分不足
土の状態

- 表面がカチカチ → 水が浸透しない
- 常に湿っている → 水のやりすぎ
原因と復活方法(表で解説)

原因 | サイン | 復活方法 |
---|---|---|
水やり過多 | 葉が黄色・根腐れ | 間隔を空け、風通しを良くする |
水不足 | 葉が茶色くパリパリ | 表土が乾いたらたっぷり水やり |
日照不足 | 茎が細く徒長・葉色が薄い | 明るい窓辺に移動 |
根詰まり | 水はけが悪い・根が鉢底から出ている | ひと回り大きな鉢に植え替え |
栄養不足 | 葉が小さい・成長が止まる | 肥料を規定量与える |

私がやって効果があった復活方法
- 水やりを調整
表土が乾いてから2日後にたっぷり与えるようにしました。 - 日当たりを改善
レースのカーテン越しの光に当て、直射日光は避けました。 - 鉢や土をリフレッシュ
根詰まりしていたので、古い土を半分落として新しい土に。 - 枯れた葉を整理
完全に茶色の葉はカットして元気な部分に栄養集中。
復活の流れ(図解)
1. 観察(葉・土・根の状態) 2. 原因を特定(水・光・温度) 3. 水やりと日照を調整 4. 鉢や土をリフレッシュ 5. 1〜4週間で新芽を待つ
よくある質問 Q&A
- Q. 枯れかけの植物に肥料をあげてもいいですか?
- A. 基本的にはNGです。弱っているときの肥料は、人間で言えば、食欲がないのに無理やりステーキを食べさせるようなもの。根がさらに傷んでしまいます。まずは水やりや置き場所の改善で体力を回復させ、新芽が出てくるなど元気を取り戻してから、薄めの液体肥料を少しずつ与え始めましょう。
- Q. 復活まで、どのくらいかかりますか?
- A. 植物の種類や状態によりますが、早ければ2〜3週間、時間がかかる場合は数ヶ月単位で変化を見る必要があります。大切なのは、焦らず、日々の小さな変化を見逃さないことです。
Q. 枯れかけでも肥料は必要?
A. 根が弱っている時は控えめに。元気が出てきたら少しずつ与えるのがおすすめ。
Q. どのくらいで復活しますか?
A. 私の経験では2〜4週間で新芽が見えることが多いです。
私の体験談
去年の冬、シェフレラが葉を全部落として棒だけになったことがありました。
諦めずに日当たりを工夫し、水やりも控えめにしたら3週間後に新芽が出ました。
その瞬間、本当に泣きそうなくらい嬉しかったです。
また、以前旅行から帰ってきたら、大切にしていたフィカス・ウンベラータの葉がほとんど落ちてしまっていたことがありました。原因は、留守中の水不足と急激な環境変化でした。
もうダメかと思いましたが、まずは枯れた枝を思い切って剪定し、メネデールなどの活力剤を薄めた水で腰水(底面吸水)をしました。そして、明るい日陰で毎日葉水を与えながら様子を見ていたところ、1ヶ月ほど経った頃、剪定した枝の節から小さな緑色の新芽が顔を出してくれました。あの時の感動は今でも忘れられません。植物の生命力と、諦めないことの大切さを実感した瞬間でし
種類別ケアのコツ
- モンステラ → 根が強く復活しやすい。水やりは控えめに。
- ポトス → 切り戻し+水挿しで新芽が出やすい。
- サンスベリア → 乾燥に強いので水やり過多に注意。
枯れかけのサインを見極め、原因を特定する
まず、なぜ植物が元気をなくしているのか、その「声」に耳を傾けることが第一歩です。
ここでは、それぞれのサインについてもう少し詳しく見ていきましょう。
原因 | 主なサイン | 復活のための具体的なステップ |
水のやりすぎ | 葉が黄色く変色、または茶色くブヨブヨになる。土が常に湿っていて、カビ臭い。根が黒く腐っている(根腐れ)。 | 1. 水やりを完全にストップします。 2. 鉢を土ごと優しく取り出し、新聞紙の上などで土を乾かします。 3. 黒く腐った根を清潔なハサミで切り落とします。 4. 水はけの良い新しい土に植え替え、風通しの良い明るい日陰で様子を見ます。 |
水不足 | 葉が茶色くパリパリになる。葉がしおれて、下を向いている。土がカチカチに乾き、鉢との間に隙間ができている。 | 1. たっぷりと水を与えます。鉢底から水が流れ出るまで、数回に分けてゆっくり与えましょう。<br>2. バケツなどに水を張り、鉢ごと数時間つけて底面から吸水させるのも効果的です。<br>3. 霧吹きで葉にも水分を与えて(葉水)、湿度を保ちます。 |
日照不足 | 茎が間延びしてヒョロヒョロになる(徒長)。葉の色が薄くなる。葉が落ちやすくなる。 | 1. レースのカーテン越しなど、より明るい場所にゆっくりと移動させます。<br>2. 急に強い直射日光に当てると葉焼けの原因になるので注意が必要です。<br>3. 定期的に鉢の向きを変え、全体に光が当たるようにします。 |
根詰まり | 鉢底の穴から根が出ている。土への水の染み込みが悪い。下葉が枯れ落ちる。成長が著しく遅い。 | 1. 植物を鉢からそっと引き抜きます。<br>2. 根が鉢の形にガチガチに固まっていたら、手で優しくほぐします。<br>3. 古い土を3分の1ほど落とし、一回り大きな鉢に新しい土で植え替えます。 |
栄養不足 | 新しい葉が小さい。葉の色が全体的に黄色っぽく薄い。生育期なのに成長が見られない。 | 1. まずは適切な水やりや日照条件を整えることが先決です。<br>2. 植物が少し元気を取り戻したら、観葉植物用の液体肥料などを規定の量だけ与えます。<br>3. 弱っているときに濃い肥料は逆効果になるので注意しましょう。 |
季節ごとの注意点
春
成長期なので日当たりと肥料を意識。
夏
蒸れ防止のため風通しを確保。水やりは朝か夕方。
秋
日照時間が減るので明るい場所へ。
冬
乾燥と低温対策。室温18℃以上を保つ。
私も実践!効果的な復活へのステップ
ご経験談、非常に参考になります。その手順をもう少し具体的に、誰でも真似しやすいように図解風に解説します。
【復活への5ステップ】
- 診断(観察)
- 葉を見る: 色は?質感は?ハリはあるか?
- 土を触る: 乾いているか?湿りすぎか?カビは生えていないか?
- 根をチェック: 鉢からそっと抜いてみましょう。白く健康的な根か?黒くブヨブヨしていないか?
- 原因の特定
- 上記の表を参考に、植物のサインと状態から原因を推測します。水、光、根の問題など、原因は一つではないこともあります。
- 応急処置
- 枯れた部分の整理: 完全に枯れて茶色くなった葉や茎は、清潔なハサミでカットします。これにより、元気な部分へ栄養が集中しやすくなります。
- 環境の改善:
- 水やり: 土の状態に合わせて、やり方を見直します。「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷり」が基本です。
- 置き場所: 明るさや風通しを改善します。直射日光が苦手な植物も多いので、レースカーテン越しが最適です。
- 植え替え(リフレッシュ)
- 根腐れや根詰まりが原因の場合、植え替えは最も効果的な手段です。古い土を落とし、傷んだ根を整理して、新しい居場所を用意してあげましょう。
- じっくり見守る
- 処置をした後は、すぐに変化がなくても焦らないでください。植物には回復するための時間が必要です。ご経験の通り、2週間から1ヶ月ほどで、小さな新芽という嬉しいサインが見られることが多いです。
葉の変色の原因について
- 葉が黄色: 「水やり過多や根腐れ」が最も多い原因ですが、他にも「栄養不足(特に窒素不足)」や、単に「葉の寿命(下葉から自然に黄色くなる)」といった可能性もあります。
- 葉が茶色: 「水不足や乾燥」の他に、強い直射日光による「葉焼け」も大きな原因です。記事内では日当たりを改善する際に「直射日光は避けた」と書かれているので実践はされていますが、原因の一つとして明記するとより親切です。
根腐れの確認方法 :「鉢から優しく株を抜き、根が黒く変色していたり、ドロドロに溶けて嫌な臭いがしたりしないか確認します」
弱っている時の植え替え :「古い土を半分落として」と言いましたが、根がかなり弱っている場合は、根を傷つけるリスクもあります。
状態によっては、根鉢(根と土が固まった部分)をあまり崩さずに、そのまま一回り大きな鉢に植え替える「鉢増し」という方法が安全な場合もあります。
冬の温度管理 「室温18℃以上を保つ」というのは、多くの観葉植物にとって理想的な環境です。しかし、植物の種類やご家庭の環境によっては少しハードルが高い場合もあります。
より現実的なラインとして「最低でも10℃、できれば15℃以上を目安に」にしてみてください。(サンスベリアなどは5℃程度まで耐えるものもあります)
まとめ
枯れかけた観葉植物も、正しいケアと愛情で復活できます。
私も何度も経験して、そのたびに植物の生命力に感動します。
今元気がない子がいても、ぜひ諦めずに試してみてくださいね。
観葉植物が枯れかけても、それは「さようなら」のサインではなく、「助けて!」というサインです。
その声に耳を傾け、原因を探り、愛情を持って手をかければ、きっと応えてくれます。
あなたの体験談は、多くの人にとって希望となるはずです。
この記事が、大切なグリーンパートナーとの生活をより豊かにする一助となれば幸いです。
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